あるまじろの読書日記

「なぜ、本を読むんだい?」「そこに本があるからさ!」興味のあるテーマは歴史とサイエンス。アラサー。関東在住。文章力が低く時折エラそうな書き方になりますが、どうかご容赦ください。( ̄ー ̄;

99%の会社はいらない

まず最初に一言。 仕事や人生に悩みを抱えているなら絶対にこの本を買った方がいい。 先日の成毛眞さんの本もそうだが、新しい時代の生き方を本書は提供してくれている。 良い大学を卒業して、安定した会社に入り、定年まで我慢して勤めるなんて考え方は時代…

大人はもっと遊びなさい

最近発売されたばかりの新作だ。 私はこの成毛眞さんが大好きである。60歳を超えているとはとても思えない若々しい考え方にはいつも共感させられる。 本の主張は至ってシンプル。難しく考えず大人はもっと遊べということだ。 成毛さんが指摘するのは、日本人…

宇都宮大学図書館

先日観光で栃木県の宇都宮に行ったのだが、ついでに宇都宮大学に行ってきた。初めて行ったのだが、キャンパスは緑豊かで落ち着いていて、勉強に集中するには良い環境だと感じた。 自分で言うのも変だが、私は図書館マニアだ。物理的に通える範囲の図書館のカ…

マゼラン

マゼランと言えば世界一周。世界一周と言えばマゼラン。 歴史の教科書の中にも出てくるし、知らない人はいないだろう。しかし、世界一周は観光旅行の優雅な旅ではなく、死地に赴くようなものだった。 コロンブスにしろバスコ・ダ・ガマにしろ、大航海時代の…

ビッグデータ・ベースボール

20年連続負け越しかつ金欠球団というハンデを抱えたメジャーリーグの球団、ピッツバーグ・パイレーツが、データ野球で強豪球団に生まれ変わった物語。 ここ数年のメジャーリーグにおけるデータ解析は1つのブレイクスルーを迎え、対象となるデータ量も分析…

2035年 火星地球化計画

惑星移住が未来に実現するとしたら、その最有力候補が火星だろう。距離的にも環境的にも、地球からの移住に可能性が残されている。 しかし、現状では人は住むことができない。火星を人が住める星にするには、火星を地球に似た星にテラフォーム(惑星改造)す…

海の都の物語

『ローマ人の物語』で有名な塩野七生さんの作。文庫版は6巻まである。 ヴェネチア共和国は7世紀末に成立してから、フランス革命で台頭したナポレオンに降伏するまで1000年以上に渡って繁栄した。ヴェネチアは今でも人口25万人程度の都市だが、以前はそれより…

自助論

イギリスがEU離脱問題に揺れている。果ては国内分裂騒動にまで発展している。恐らく外部の人間には理解できない事情もあるのだろう。EU圏から距離を置くことがイギリスにとって良いか悪いかは長期的に見ないと何とも言えず、評価することはできない。しかし…

COSMOS(上)

今から2200年以上も昔に地球の長さを測定しようとした、ギリシャ人のエラトステネスという男がいる。当然歩いて測ったわけではない。当時はまだ全世界が全て明らかになっていない時代で、ギリシャ人は南北アメリカ大陸やオーストラリア大陸の存在を知らなか…

ネルソン・マンデラ自伝 自由への長い道

南アフリカ元大統領ネルソン・マンデラの自伝。ネルソン・マンデラは僕が尊敬する人物の一人。その彼が自らの手で綴った自伝だ。 若い頃はヨハネスブルクで働きながら、弁護士を目指して日夜勉強に励んでいたというマンデラ。バス代を節約するため、10km以上…

奇妙な孤島の物語

本書は旅行ガイドブックではないし、美しい島々の自然や絶景を収めた写真集でもない(そもそも、写真は一切無い!)。書名にもある「絶対に行くことがないであろう世界の島々」でかつて起こった出来事や、島民の生活、歴史、文化などをそれぞれ簡潔に書き綴…

自己紹介(読書歴)

どうも、あるまじろです。 つたない文章を読んでくださっている皆さんどうもありがとうございます。( ̄ー ̄; まだ自己紹介をしていなかったことに気づきましたので、需要があるか分かりませんがとりあえずここに残しておきます。 自己紹介 名前 あるまじろ …

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

グレイトフル・デッドという古いアメリカのヒッピー・バンドのユニークな取り組みから、マーケティングに役立つ考え方を学ぼうという趣旨の本である。糸井重里さんが日本語版の製作に関わっているということを知って興味を持った。 グレイトフル・デッドとい…

ムハンマド

イスラム教の創始者にして、イスラム教では最高にして最後の預言者とされるムハンマドの生涯を綴ったもの。著者のカレン・アームストロングはユダヤ、キリスト、イスラムの3つの宗教の研究家でもあるらしい。TEDにも出演経験があり、好評だったようだ。個人…

NASAより宇宙に近い町工場

誰かに勧めたい本で個人的No1に推薦したいのがこの本。結構有名な本なので、知っている人も多いと思う。現代社会を生きていると、様々な理想と現実のギャップに悩むことがあるが、この本はそうした悩みに対して明確なアドバイスをくれる本だ。 世界中の人…

ローマ帝国衰亡史

以前から興味があったエドワード・ギボンのローマ帝国衰亡史。上下巻で約700ページほど。アウグストゥスによる帝政ローマ開始から、東ローマ帝国(ビザンツ)の滅亡までを綴っている。よって、共和政時代の話は出てこない。 基本的に歴史書として、時代を…

化学の歴史

個人的に好きな作家ベスト5に入るであろうアイザック・アシモフの化学本。化学という学問の歴史を振り返るにあたり、これほど素晴らしい本はなかなかないだろう。化学の思想と研究がどのようにして始まり、今日に至るのかがこの一冊で理解できる。化学を勉…

中国五千年

昨年亡くなられた故・陳舜臣さんの著書。小説ではなく歴史書である。上下二冊で中国の伝説の時代から現代までを大まかに知ることができる。執筆に当たって何年もかけて準備してきたことがうかがえる質の高さで、最初から最後まで楽しみながら読み進められた…

科学者は戦争で何をしたか

ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英教授の著書。益川教授と言えば、ノーベル賞受賞時の感想を聞かれて「うれしくない!」と答えたユニークなキャラクターの印象しかなかったが、このような本も書かれていたことを初めて知った。 本書のテーマは「科学と社会…

ラスト・フライト

ラスト・フライト 女性初の大西洋単独飛行を成し遂げ、さらに当時達成者のいなかった赤道付近を飛行しての世界一周に挑戦した飛行家アメリア・イアハートの自伝である。彼女はアメリカでは今でも英雄的扱いを受けており、未だに南太平洋で消息を絶った彼女の…

フェニキア人

古代フェニキア人の植民・商業・文化・風習に関する研究をまとめた書籍である。フェニキア人についてはまだ不明な点も多いということだが、それでも過去の研究によって彼らの文明の実態がかなり明らかにされているようだ。 フェニキア人は地中海沿岸の港に都…

君主論

有名なフィレンツェのマキャベリが中世ヨーロッパの国家の状況を鋭く観察し、「君主とはどうあるべきか」について論じた書籍である。マキャベリといえば君主論、というくらい有名で私も知っていたが、肝心の内容は知らなかった。以下は要約である。 ・君主は…

住んでみたい宇宙の話

高校での物理の履修率30%、地学の履修率5%というデータがあるらしい。物理も地学も宇宙に関係してくる重要な分野だが、高校生にとっては人気があるとは言い難い。そもそも、地学の授業が履修不可能だった高校も多いのではないか。私の高校にも残念ながら地…

自分再起動

著者は『1万円起業』というベストセラーになった本の作者であり、本書がその続編となっている。 込められたメッセージは、日常を抜け出して自分の人生をスタートさせようということだ(著者は「クエストを始める」と表現している)。世界の全ての国を旅した…

ウォール街のランダム・ウォーカー

投資関連の本は世の中にたくさんあるけれども、その分だけ駄作も多い印象がある。よくあるのが「株で3年で○○万円稼いだ僕(私)の方法」的な本だ。掲載されているデータもノウハウもよく見ると突っ込みどころが満載で、「ただ運が良かっただけでは?」とし…

ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領

最近来日したことでも話題になった元ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ氏を取材した本。ムヒカ氏の国連でのスピーチが有名になったことで彼の名言集などが出版されるようになったが、本書はそうしたものとは異なる。ムヒカ氏が大統領になる以前から取材がされて…

ニコラ・テスラ秘密の告白

本書は科学者ニコラ・テスラがおよそ100年ほど前に出版した2冊の本をまとめた邦訳である。ニコラ・テスラの言葉をそのまま読みたい人は是非本書を読むと良いだろう。 グーグルのラリー・ペイジやスペースXのイーロン・マスクが影響を受けた人物ということで…

放浪の天才数学者エルデシュ

ポール・エルデシュというハンガリー生まれのユダヤ人数学者の物語だ。数学マニアには有名な人らしいが、私はこの人のことは知らなかった。 エルデシュは、同時期にいたアインシュタインやノイマン、ゲーデルらと同じような天才である。彼はハンガリーで生ま…

世界はひとつの教室

この本は名著と呼ぶにふさわしい。著者はアメリカの人だが、日本語で読んでも違和感がなく、書き方が平易で分かりやすい。 著者のサルマン・カーンはカーン・アカデミーというEラーニングサービスを提供している。サービス自体はそれほど目新しいものではな…

横井軍平ゲーム館

トランプや花札などを作っていた任天堂を、「世界の任天堂」にした立役者の一人、横井軍平の事績を綴った本だ。本書は、ここ1年で読んだ本の中では1番面白かった。 横井軍平は、同じ任天堂社員でマリオシリーズの生みの親である宮本茂や、後に任天堂の社長…