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あるまじろの読書日記

「なぜ、本を読むんだい?」「そこに本があるからさ!」興味のあるテーマは歴史とサイエンス。アラサー。関東在住。文章力が低く時折エラそうな書き方になりますが、どうかご容赦ください。( ̄ー ̄;

住んでみたい宇宙の話

サイエンス 読書

               

高校での物理の履修率30%、地学の履修率5%というデータがあるらしい。物理も地学も宇宙に関係してくる重要な分野だが、高校生にとっては人気があるとは言い難い。そもそも、地学の授業が履修不可能だった高校も多いのではないか。私の高校にも残念ながら地学の授業は無かった。恐らく、多くの日本人の宇宙の話題に関するリテラシーは相当低いだろう。もちろん、私もその一人だ。

そんな状況にも関わらず、市販の宇宙関係本には専門用語全開で難しく書かれている本が多い。しかし、本書は専門用語を極力使わず、複雑な理論も単純化して書かれている。あまり宇宙に詳しくない人でも、最後まで楽しんで読むことができるだろう。

本書は火星や金星など地球に近い惑星への居住可能性や、それが実現した時の私達の生活がどうなるかなどを書いている。読んでいるだけでワクワクしてくる。個人的には、生命存在の可能性が高いとされる土星の衛星タイタンや、天王星海王星などまだその全貌が明らかとなっていない星の方に興味を感じる。特にタイタンのメタンの海の中にどんな生命体が存在しているのかは非常に気になる。天王星にあるとされるダイヤモンドの海というのも面白い

また、本書で知ったのだが、海王星などよりよほど地球に近い水星の方が、太陽の引力のお陰ではるかに調査しにくいそうだ。したがって、水星のことも実はまだよく分かっていないらしい。宇宙はまだまだフロンティアに満ちている。富を得た人々が次に宇宙を目指そうとする気持ちも分かる。

しかし、居住するとなるとやはり宇宙は過酷だ。宇宙環境や他の惑星の環境に適応して生きていくのは並大抵のことではない。やはり地球が一番なのだと思えてくる。

それについて、本書の最後に著者がとても印象的な言葉を残している。是非本書を読んで噛み締めて欲しい。